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こ が ね 耕 土

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 日々、色濃く。
新米の旨味がにじみ出る。

 名残る暑さ。
何事もなく豊年万作。
何事もなく走るディーゼル。
あのササニシキを生んだ土地にて。
小さき頃のふるさとの案山子を思い起こしながら。

 稲雀 遠き踏切の ベルが鳴る ~青邨


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HIGH ALARM

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 気温がトップに昇りつめる。
潮が満ちて心あふれる。
胸躍るこれからの時間。
 D51、C57、DD51、EF81が駆け抜けたあの時代。
夏の日に遠い思い出が重なる。

 少し陽が西に回った。
この時のために来たのだから。
 もっと愉しもう。
魅惑の海道。


豊饒の旅 ~明早しの章

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 もったいない季節。
日が長いけどなかなか晴れてくれない。
南の方から梅雨明けが伝わって。
ここもそろそろ?

 道端のあじさいはまだ真っ盛り。
今日は日が差してくれるか。
 夏が始まる期待感。

 I don't need an umbrella anymore.





★カテゴリ「田園定点」(PC版は右下、スマホ版は写真の上)で四季の風景を描いています。

遠 軽 下 車

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 学生時代の今頃の時期は出発の日を指折り数えて待つ日々。
何か月も前から大判の時刻表をめくりながらノートに乗り継ぎの列車と撮影対象の列車を書き込んで。
そんな楽しみを味わった人も多いことだろう。
 もちろん長期休みは貴重。
学校の事務室で学割を申請し、胸ときめかせて駅で北海道ワイド周遊券を求める。
何枚か綴られたその切符は何と夢にあふれていたことか。
 青函連絡船に揺られてたどり着いた土地。
宿代を浮かすために乗り込む夜行列車は同じ夢を持ったファンで一杯だった。
 常紋へ行こうと遠軽で「大雪」を降りる。
周遊券に途中下車のスタンプがまた一つ。


迷 い 道

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 客車はダイヤモンドクロスで華麗なステップを踏む。
赤い衣装をまとい、ちょっとセクシーなくびれを見せて。

 雨の峠越え。
スイッチバックで構内を行きつ戻りつ。
たのしいひとときだったね。


pastral runway

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 人生の登り坂、下り坂。
いや。
 自分は登り坂、登り坂、まさか。
そんな繰り返し。
思い通りには行かないな。

 細い山道を懸命に。
それでも走りを満喫。
 生きていればこその 味わいと。


さくらかぜ

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 風はまだ冷たい。
午後になってやっと晴れてくれた。
味わおう。

 ここが桜前線の最後尾。

 散る桜 残る桜も 散る桜 ~ 良寛禅師