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春 凛

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 いつもそばに山があった。

 小学校の校庭から望んだ鳥海山。
 磐梯山。
 吾妻山。
 安達太良山。
 岩手山。
 今日は2階の窓から蔵王がきれい。

 日差しが少しずつ強くなる今頃がみんな一番美しい。
遠くに見えるだけでもいいから。
神々しくて心が鎮まる。
 美しすぎて、山の神。


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雪 冠

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 列車を待っていると、かすかな硫黄の臭い。
温泉への誘惑。
 本当は熱めが好きで、45℃くらいなんだけど。
こういう場所で写したら駆け込みたい。
 でも、風呂に入ったらまったりしてしまって撮影はもうダメだろうな(笑)


北西色

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 春の風はさくら色。
秋は紅葉色。

 夏は暑いだけで風情がないのか。

 それなら、嫌がられる季節の色を、
等圧線の間隔がぎゅっと縮まったら、
日本海に筋状の雲ができたら、
見においで。


夕焼け小焼け

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 いろんな思い出が。
 あれは冬の磐西。
小駅に降りてみた。
時報で流れてきたドヴォルザークの「新世界」に心震えて。
 踏切のところでD51を見送った子供たちがたどる家路。
待っているのは暖かい家と温かい晩御飯。
 雪が凍りついたプラットホームにひとり取り残された。
青と白のトワイライトに包まれた忘れがたい一日。

 日暮れ。それは郷愁。

 今日はどんな暮れ方か。


あの時代の彼方

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 遠い時代。
D51が、C59が抜けた道。
機関士になれる道。

 勾配を登り切って。
短笛一声。
外の空気を味わって。

 通るたびの高揚感は何だろう?
ここを通った人たちの想い。
 時代の咆哮が聴こえる。