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終(つい)の時

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 もう二度と動くことはない電車。
生まれたものはいずれ死ぬ。
色を塗り替えて、あたかも生き返ったような姿にして何の意味があろうか?
朽ちていくならそれはそれでいい。
 電化工事が終わり、構内の片隅で赤さびて眠るD51。
それは決して醜いものではなかった。

 もう列車の来ないホームに腰を下ろして、古い電車と語り合ってみるのもいい。


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花 笑 う

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 耳を澄ます。
かすかな音。
 本当は饒舌な花も沈黙。
積もり始めた。
春を語りたかったのに、何だよ。
さくらも苦笑いしていることだろう。
 夢うつつ。
こんな春とひとり向き合う。


飯 豊 春 景

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 盆地に戻ってきた。
午後になって春らしく霞が出てくる。
 ここがベスト。
掘り起こされた田んぼの土の匂いが漂う。
ひとりディーゼルを待つ。
午前中、川沿いでキハ52を見たような。
来てくれるか。

 これ以上霞むなよ。